こんにちは、あんこパンです。
今回は備忘録として、第二子出産時の帝王切開後に腹部血腫ができてしまった件について書いておきます。

はじめに

腹部血腫ができたとき、あまりの激痛に歩くこともままなりませんでした。帝王切開の傷は確かにめちゃくちゃ痛いのだけど、それ以上に血腫の塊の部分があまりに痛い。ベッドから起き上がるのもトイレに行くのも少し動く度に痛くてたまらない。それに加えて、「このボコッとした皮膚下の塊は本当になくなるの!?」と不安で不安でたまらなかったのです。

X(エックス)やWEBで検索しても、同じような経験をした人のレポなどはほとんど探し出せなくて、どのくらいの期間痛いのか、ちゃんと痛みはなくなるのかを知ることができなかったので、もし今後同じような症状で不安になった人が検索したときのために、私が書いておきます!

私は2ヶ月かかったけど治った!
痛みはなくなる!血腫のボコッとしたのも消えた!

一事例ではあるが、安心材料にしてほしい。

私のおなかにできた血腫の概要

血腫(けっしゅ)とは、腹部(お腹)の筋肉や臓器、腹腔内(お腹の空間)で出血が起こり、血液が溜まってこぶ状になった状態です。

私の血腫ができた場所は、帝王切開の傷の真上でした。
絵で描くとこんな感じ☆

帝王切開の傷(ピンクの線)の上に乗るような形で、横の長さ15cmくらい、厚さ最大2cm、の血腫ができました。結構横に長い形です。
血腫はボコッと膨らんでいて、お腹のそこだけ前に出っ張っているような状態。
触ってみると、血の塊だからか皮膚の下は硬かったです。
自分の体にそこだけ異物がくっついているみたいな感覚で、正直気持ち悪さがありました。

最初血腫ができたときは、「これ別途手術必要なのでは!?」とゾッとしたのですが、
血腫は基本的には自然に体内に取り込まれるのを待つ形になるそうで、特に手術などはせず、ただ耐えて待つことになりました。

腹部血腫ができるまでの流れ

私は第二子出産時に妊娠高血圧腎症になってしまい、出産予定日の約1ヶ月前から入院していました。
なるべく予定日まで赤ちゃんにはお腹の中で大きくなってもらって、可能なら経膣分娩しようという話でいたのですが、高血圧腎症が原因で赤ちゃんの発育がよくなく、さらに尿蛋白の数値も上がってきていたため、急遽帝王切開での出産となりました。

出産0日目

麻酔がかかっているため、切ったところの痛みはほぼ感じず!
ちなみにまだ血腫はできていませんでした。
思えばこの麻酔が効いている時が一番穏やかだった…

出産1日目

麻酔は終了。ここからはロキソニン(1日4回まで)と座薬(1日2回まで)で痛みを凌ぐことに。
もう完全に痛い。切腹したことないけど、切腹したような、刃物で切られた痛みがすごい。
ヒリヒリズキズキ、ベッドから起き上がるのだけで5分かかる。
手すりを掴んでお腹に力が入らないようにする。腕だけで体を持ち上げるからもはや筋トレ。
この痛みを多くのママが経験しているのかと思うと、驚愕する。すごすぎる。

しかもなるべく歩いて血流を促すことで、傷の治癒が早くなるとのこと。
What are you saying?
そんなことってあるの?
お腹切られた次の日から、歩くって。歩けるって、本当人間ってすごいと感じたのでした。

ちなみに1日目はまだ血腫はできていませんでした。

出産2日目

朝から普通に痛い。痛みが軽減することもなく、2日目も普通に痛かった。
それでも起き上がったり、トイレに歩いたりして、少しずつ運動。

そして昼過ぎに、看護師さんが傷の様子を見に来たときでした。
ちょうど悪露がショーツから漏れてしまったような感覚がして、新しいショーツに履き替えるのを手伝っていただいたのですが、
看護師さんが「あれ!これどうしたろ?!」と驚いた声を出しました。
おしりから背中がびしょびしょに濡れていました…!(なぜか全然気づかなかった!)

見た感じ漏れたのは、悪露も混じっていたけれど完全な血ではなくて、透明な水…?のようなものでした。
高血圧による浮腫で体内に溜まってしまっていた水が出てきた…?!のかもしれないのですが、これが何だったのかはよく分からず。
看護師さんが手際よく着ているものやベッドシーツを交換してくれました。

その後、改めて帝王切開の傷をみた看護師さんが「これ、昨日までなかったよね?ちょっと先生呼んでくるね」と。
この時初めて、傷の上に

横長のなにか硬いもの(=血腫)ができていることに気づきました!
なんじゃこりゃー!

急に得体のしれない塊ができてしまって、すごく不安になりました…。
先生いわく、血腫は絶対に消えるものだから大丈夫とのことでした。
ただ血腫というのは、とにかく痛い。だから頑張ろうとのこと。

が、がんばるよ先生…。
まだNICUの我が子に会いに行けてないからね。

しかもこの日の夜から搾乳が始まりました。
3〜4時間おきが理想といわれていたものの、しんどすぎて勝手に6〜7時間おきに(子よ、すまぬ)。
搾乳自体はぎりなんとか頑張れるのですが、近場の洗い場まで付属品を洗いに行くのが本当にしんどかったです。
帝王切開の傷も血腫も痛すぎて、歩きたくない。

出産3日目

朝、トイレに行ったのですが、用をたして立ち上がろうとしたら目の前がチカチカして、肩が強張って足に力が入らない。
立ち上がれなくなって、思わず看護師さんを呼びました。一旦ベッドに戻って体を休めて、昼過ぎに再度立ち上がってみたのですが、立ち上がった瞬間頭から下にどんどん冷えていく感覚と、肩が急速に筋肉痛になっていく感覚があって、冗談ではなく一瞬目が見えなくなりました…。
あとから聞いたら貧血によるものだったのですが、周りのママたちはもう結構歩いているのに…という焦りと、歩けるようにならないといつまで経っても子に会えないという不安で、思わず「もうどうしたらいいのかわかりませんー!」と泣いてしまいました。
辛かったなぁ。

気持ちが弱ってきている私を見て、その日の夕方に看護師さんが車椅子で生まれた子のところに連れて行ってくれました(本当は自分で搾乳したお乳を持って会いに行かないといけない)。産んでから初めて我が子に会えて、すごくホッとしました。

その日の夜、搾乳を開始したからか、後陣痛が強くなり、お腹の中が悶えるように痛い。
夜中冷や汗が止まらなくて、看護師さんを呼んだらぐいっと横向きに体勢を変えられて、座薬をいれてくれました。
が、強制的に横にされたので傷と血腫が痛くて痛くて、「無理ー!痛い痛い痛い!」とどでかい声で叫んでしまいました。この日まじで気絶寝しました。

この出来事、やけに記憶に残ってて、思わずここに書いてしまいました。
同じフロアの皆様、その節はうるさくして申し訳ありませんでした…。

血腫と貧血の因果関係は、よくわかりません。。
あまり関係ないのかも…?

出産4日目

ヘモグロビンの数値が低いということで、輸血を受けることになりました。
前日は目がチカチカして全く歩くことができなかったのですが、輸血後は

びっくりするほど元気になりました!
血ってすごい!
傷は痛いけど、貧血の気持ち悪さや悪寒などは全くなくなりました。歩けます。
献血をしてくれた人にとても感謝しました。

この日も搾乳&運動。
看護師さんの心遣いで、車椅子で自分で搾乳したお乳を、子に届けることができました。

午後は私自身でも血を増やさねばと、夫にほうれん草とレバーの持参を依頼。
夫は美味しい焼き鳥やさんのレバー串とほうれん草のナムルを作って、病院に来てくれました。

血腫は相変わらずの痛さ☆苦痛すぎる☆

出産5日目

この日、ある程度体が回復してきたからと、階の異なる大部屋に移されることになりました。
私自身はまだまだ歩くのが苦痛だったので、引っ越しすることさえ嫌だったのですが、こればっかりはしょうがない…!

が、引っ越しの直前、突然治療室に呼ばれる私。
医師の先生から「大部屋に移る前に、血腫の処置をしておこう」とのことで、処置台に寝かされました。
何をされるのか怖すぎて、ビクビクする私。なにか説明をくれ。

処置室には産科の医師の先生たちがなぜか勢ぞろいしていて、どうやら処置の様子を見学しているようでした笑
それが私には仰々しすぎて怖いのよ!

ここからの内容は、私は天井を見ていたので想像?と感触によるものなのですが、
まず処置台の上で、バシャバシャと大量の水?消毒液?麻酔水??かなにかを、お腹にかけられました。
(そんなにかけて床大丈夫なの!?と思うほど大量にかけられたのですが、そこはちゃんとしていて、おしりの下にひかれたシートによって床は1ミリも濡れていませんでした)

そのあと、帝王切開の縫い糸を一部パチンパチンと切った音がして、
「麻酔するねー」と言われて、注射を3本打たれました。
(その注射もちゃんと痛いし!)

そしたら医師の先生が、血腫の部分をぐーと押しました。
「あ、結構でるね。もう少しいこうか」との会話。
“でるね”というのは、おそらく血腫内に溜まった血のことなのかな…
ぐいぐい押されてめっちゃ痛い。人差し指を噛んで我慢する私。涙目。

その後「もう少しいきたいなー」といって、なんか切る?というか、血を出すために通り道の穴を作ろうとしてるのか、
癒着した部分を切られる感覚がしたのですが、そこはさすがに痛すぎて「痛い痛い!」と声を上げてしまいました。

「そうだよね、ごめんね。ここまでにしよう!」とリーダー的な医師の先生が終わりにしたら、他の先生たちはすばやく全員部屋から出ていって、治療室に看護師さんと二人、ぽつんと残される私。もっとなんか声かけてくれよ!笑とは思ったのものの、今ので少しは血腫小さくなったのかなとホッとして、看護師さんと二人で部屋に戻りました。この日のランチは天ぷらだったのに、戻ってきたらもう配膳されててシナシナの天麩羅食べたんだよー(高血圧対策で出産前は塩分を制限されていたので、天ぷらに塩かけてたべるのはめちゃくちゃ美味かった♡)

出産6日目

悲しきかな、大部屋に移ってから、私のメンタルはどんどん弱っていくことに…。

大部屋では(あたりまえではありますが)自分のご飯のお膳は、自分で廊下のカートに戻さないといけません。
電動搾乳機も別室にあるので、そこまで行って、そのあとまた離れた給湯室まで行って、搾乳のカップや乳首のとこにあてたパーツを自分で洗わないといけない。
NICUに搾乳したお乳も自分で届けないといけない。

でも
本当に歩けないくらい痛いんだって(怒)
帝王切開の傷というより、たぶん血腫が!
だから、その歩くのが苦痛で苦痛で。ずっと前かがみで手すりを使って時間をかけて1つ1つ行うしかありませんでした。
ただ毎回、冷や汗ができるくらいきつい。。

あまりにきつくて看護師さんに、車椅子か点滴のときに使う銀の棒?(キャスターがついてるやつ)のを貸してもらえないか聞いたのですが、現在余っているものがなくてNGとのこと。なので夫にダイソーで杖を買ってきてもらって、それを駆使して移動しました。
(この杖にこのあと1ヶ月助けられることになります)

ここから退院するまでの4日間は本当に痛くてつらくて、メンタル弱りました…。
「お膳をさげるカートも搾乳室も全部部屋から遠いんだよ!ふざけんな!」と愚痴散らかしていました…。
(でも今思えば退院したら、自分1人でやらないといけないこともっと出てくるんだから、それは帰宅のための練習になったのかも)

そういえば、出産6日目にしてこの日、初めてシャワーに入りました。
怖すぎて、傷口や血腫の部分は直視できませんでした。

出産7日目〜9日目

朝ごはん→搾乳→昼ごはん→搾乳→シャワー→搾乳→夜ご飯→可能なら搾乳→子にお乳を届ける→寝る→深夜に起きて搾乳→朝ごはん…
みたいな流れをルーチン。
搾乳は1日7〜8回が理想と言われてましたが、私には4回程度しか無理でした…。

血腫は相変わらず激痛。
血が出てくるので傷口にガーゼをあてて過ごしてました。

退院日

入院から約1ヶ月強、やっと退院!嬉しすぎる。
「これから普通に歩けるようになるの…?」「血腫はちゃんとなくなるの…?」など不安なことばかりでしたが、家に帰れる嬉しさのほうが強くて、この日は本当に心が軽やかでした!

いろんな不安を共有しあえた一緒の部屋のママさんたちや、優しかった看護師さんたち、担当の先生にお別れを言って、夫とお家に帰りました。
担当の先生には最後までしつこく「この血腫って本当になくなりますよね?私ちゃんと歩けるようになりますか?」と心配事ばかり聞いてしまって。子を元気に取り出していただいた感謝については、後日の診察の時にやっと伝えられた感じでした(遅い!)。

NICUの我が子はまだ小さくて退院できなかったので、そこから毎日お乳を届ける形になったものの、すごく元気で毎日大きくなってくれていたので、まずは私が体調を整えなければと心を強くしたのでした。

血腫がなくなった日

退院から1週間後と2週間後、それから1ヶ月後と2ヶ月後に、血腫の状態確認と尿蛋白の検査がありました。

退院から2週間は杖がないと歩けず、血腫の大きさもほとんど変わりませんでした。
1ヶ月経つ頃、歩行時の痛みがやや薄くなり、血腫も最大の厚さが1cm程度にまで小さくなりました。
家では傷口から血が出てくるようなことはなかったので、血腫が時間をかけて体内に取り込まれていったのだと思います。
それでもまだ杖は必須だったし、起き上がる時などは慎重に動く必要がありました。

1ヶ月半くらい経ってやっと杖なしで歩けるようになり、痛みもかなり軽減しました。
血腫部分も内側に硬みは感じるものの、なんとなく小さくなっているこを実感できました。

そして2ヶ月経った検査にて、血腫がなくなっていることが確認できました。
痛みを感じずに歩くことができるようになり、スムーズに動けるようになりました!
ただ正直、血腫があった部分のお腹は、なんとなく皮膚が少しぷくっと盛り上がっている感じがあって(単にお腹がでているからかもしれないけど)、平坦にはなっていません。帝王切開の傷の上だからそこに乗っかっちゃう形になっちゃうのも一因かなと。

さいごに

産後、陰部に血腫ができたといった事例はなんとなく見たことがあったのですが、腹部にできたという話はあまり目にしなかったので、そんなに多くない話なのだとは思います。ただもし同じような状態になったママさんがいたなら、このレポを1つの安心材料にしてもらえたら嬉しいです。

母の痛みなど知らず、子はすくすく元気に成長してくれています!
よかったよかった!