おととい、不妊症検査の一環として「子宮卵管造影検査」を受けてきました。

「子宮卵管造影検査」とは…
子宮卵管造影検査(HSG)は造影剤を用いて子宮内腔の状態と卵管の通過性を調べる検査です。この検査をすることによって「卵管の疎通性」「卵管周囲の癒着等の推測」「子宮内の形状異常やポリープの診断」を調べることが出来ます。

引用元: 馬車道レディスクリニック

「子宮卵管造影検査」といえば、めちゃくちゃ痛いと噂の検査。どんな妊活本や妊活サイトを読んでも「とにかく痛い」と書いてある。

注射の痛みですら、いまだに泣いて看護師さんに苦笑いされているこの私が痛くてやばいと噂の「子宮卵管造影検査」なんて絶対やりたくない!と思っていた。。。のですが、結論、一連の不妊検査の中でここが正念場や…と腹をくくり、受けてきました。受けてしまった。

結論から先にいうと、

生理の時の痛みなんてもんじゃなかった。

受ける前は旦那に「いってきま~す」とか手ふってカッコつけてたくせに、終わった後はもうあまたの戦場をくぐり抜けてきたスタローンばりに真顔で放心状態だったからね。泣いたしさ。

とりあえず、子宮卵管造影検査を受けるまで、私自身が勘違いしていたこと、知らなかったことなどが色々あったので、流れや痛みについてまとめておきたいと思います。

子宮卵管造影検査を受けた理由

私は昔から生理不順で婦人科に通っていて、生理の2日目は腹痛で立てなくなるような日もあり、子宮・卵管が正常でいてくれているかどうか、人一倍気にはしていました。

2年前に生理がものすごい遅れて病院を受診した時に、片方の卵巣が腫れていて、チョコレート嚢胞の可能性があると言われて(結局翌月には卵巣の腫れがひいたのでチョコレート嚢胞ではなかったのだと思うのですが…)以来、婦人科には結構、神経質に通ってきました。

こんなふうに婦人科系でこれまで心配事が多かったからこそ、「子宮卵管造影検査」も避けては通れないだろうなと思い、腹をくくることにしました。

検査の概要

私が通っている婦人科では、「子宮卵管造影検査」は2日に分けて行われる形でした。一般的にそうなのかな?

1日目:子宮・卵管に造影剤を入れてレントゲン検査
2日目:レントゲン検査+検査結果の説明

という具合です。

痛いと言われているのは1日目の「子宮・卵管に造影剤を入れてレントゲン検査」です。
子宮内に先が風船状になっているバルーンカテーテルを入れて、そこから造影剤を注入。
子宮の形状や卵管の通過性を確認します。

この検査により卵管が癒着していることが分かったという体験談も目にしました。

検査前の食事制限などは特にありませんでしたが、検査の1時間前に痛み止めの坐薬を入れるよう指示がありました。
あと、検査のあと血が出る可能性があるからナプキンを持ってきて、と言われました。

2日目はレントゲンを撮るだけなので痛みゼロ。すぐに終わりました。

1日目の造影剤検査の流れ

当日、検査の1時間前に坐薬を入れて病院に向かいました。坐薬も慣れてないから緊張しました…いい経験になったぜ…。

そこからの検査の流れは以下の通りでした。

①待合室で検査着に着替える(上の服は着たまま下はすっぽんぽんに)

②脱いだ下着に持ってきたナプキンをセット。袋にin。

③袋を持って、診療室に移動

④超音波検査の時に座るあのおなじみの自動開脚イスに座ったら、医師がバルーンカテーテルを子宮口からin

⑤そのままレントゲン室に移動。

⑥レントゲン室で横になると、造影剤の注入が開始

⑦痛い。
⑧まじで痛い。
とにかく痛い!トータル3分くらい。体感1時間。

⑩レントゲンの撮影が完了したら、バルーンカテーテルを抜く。

⑪その場で下着+ナプキンを装着。

⑫待合室で着替えて終了

トータルは30分くらいで終わりました。

レントゲン撮影が終了して、バルーンカテーテルを抜いたら、造影剤が結構な量漏れてきて「これ、大丈夫!?」って困惑したんですけど、なんか特に問題なさそうでした笑。

どれくらい痛いの?

私の場合、バルーンカテーテルを入れた時点でなんかちょっと、かなり軽い生理痛のような鈍痛を感じて(これ気のせいなのかな?)、私は何を勘違いしたんだか、「子宮卵管造影検査の痛みってこれかぁ!なーんだこんなもんか!」と思ったんですね。

おばかですねー

レントゲン室で横になって、実際に造影剤が注入されたら、下っ腹にどんどん生理痛のような重い鈍痛が広がってきて。
最初の30秒くらいで、ぐーっと生理痛2日目くらいの痛みになってきて。

この程度で終わると思ったら、そこからさらに痛みが増してきて、個人的には生理痛の5倍くらい痛かった。

へその下が潰されているように重くて痛くて、医師の先生から「右側のディスプレイに子宮内の状態が表示されていますー」って言われたけど、もう見てる余裕なんて全くありませんでした。

冷や汗が出てきて、思わず「痛っい、痛い」と声が出てしまい、身体がのけぞってしまうほど。
検査の間はずっと指を噛んでました。

バルーンカテーテルが抜かれた後も、多少鈍痛は残りました。ただ全然歩けるレベルでした。

まとめ

これ読んだらすごい検査怖くなっちゃう人いると思うのですが、ほんの3分くらいだから!

3分我慢すれば終わる!

その間、声出しても指噛んでもいいから我慢する。それしかないんや!

いや、でもねー私はこれから「子宮卵管造影検査」受ける人がもっと楽に痛みなく検査できるように研究と開発が進んでほしい!と切に願います。

3分といえど辛いし、そのために時間作って病院いかないと行けないんだから。もう本当にマイクロカメラみたいの飲み込んだら、痛みなく検査できるようになってほしい。

偉い人、お願いします!

ちなみに私「子宮卵管造影検査」中に、この検査でこんなに辛いのに、出産ってどうなっちゃうんだろう…。
私頑張れるのかな…ってちょっと不安になっちゃいました。いや、まだ赤ちゃん来てないけど、でももっともっと痛いんだろうなと思うと、世の中のお母さん、本当に尊敬しちゃう。

がんばらないとだ。

検査費用

費用は1日目が10,390円
2日目が1,010円でした。

ちゃんと価格を確認していかなかったので、金額の高さにびっくりしました。こんなに痛くて高額って、ほんと魔の検査や…。

東京都の助成金

不妊検査って高いですよね…回数通う必要があるから、トータルで結構な金額になっちゃう。

調べたら東京都では一部不妊検査に関して助成金をもらうことができます。一般不妊治療の「超音波検査」や「子宮卵管造影検査」も助成の対象です。

対象者(要件) 次の3つの要件に全て該当する方が対象

①【法律婚の方】
検査開始日から申請日までの間、夫婦いずれかが継続して都内に住民登録をしていること。

【事実婚の方】
(1)検査開始日から申請日までの間、夫婦が継続して都内の同一住所に住民登録をしていること。
(2)住民票の続柄に「未届」の関係である旨の記載がされていること。
(3)他に法律上の配偶者がいないこと。

②検査開始日における妻の年齢が40歳未満であること。

③助成対象期間内に保険医療機関において夫婦ともに助成対象の検査を受けていること。

助成額 上限5万円
対象期間 検査開始日から1年間
注意点 検査開始日が平成31年3月31日以前の場合は、従前どおり35歳未満の方が対象。

詳しくは下記のページを確認してください。

▼東京都福祉保健局「不妊検査等助成事業の概要」
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/kosodate/josei/funinkensa/gaiyou.html