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はじめまして、あんこぱんです。
昨年末に無事第一子が生まれました!
長いようで短かかった妊娠期間も終了し、慣れない育児に奮闘する日々です。
さて妊娠中、つわりや便秘、妊娠線や足のつり…など辛かった事はたくさんありましたが、その中でも私が妊娠後期に最も辛かったのが、全身に痒みが発生する「妊娠性痒疹(PUPPP)」でした。
PUPPP(Pruritic Urticarial Papules and Plaques of Pregnancy)は、妊娠期間中にのみ生じる、非常に強いかゆみを伴う発疹です。 PUPPPは約160~300件の妊娠に1人の割合で生じます。 発疹は通常初めての妊娠で起こります。 原因は不明です。
「MSDマニュアル家庭版」より引用
私の発疹の状態
私の場合、妊娠36週に急に全身に痒みが発生。体中に赤い発疹が出ました。
ワキの下、腕、背中、おしり、足などに発疹が出たのですが、特にひどかったのは下腹部。下腹部にできた妊娠線の上を沿うように、細かい発疹がたくさんできてしまって、それはそれは地獄のように痒かった!痒すぎて夜眠れないほどでした。
妊娠後期でお腹もだいぶ張ってきてて、寝るのも苦しい時だったのに、さらに体中痒くて眠れなくなるなんて…本当に辛かったです(´;ω;`)
下の画像は発疹が出始めた頃の足の画像です。
この後、発疹はもっと増え、かゆみもどんどん強くなっていきました。(一番発疹がひどかった下腹部は、あまりに見た目がひどくて撮れなかった(´;ω;`))
※苦手な方もいらっしゃるかもしれないので閲覧にはご注意を!
妊娠性痒疹(PUPPP)は通常、出産を終えると治まると言われています。私はそれを唯一の希望になんとか我慢を続けました。
妊娠性痒疹(PUPPP)のかゆみを抑えるのにおすすめの方法4つ
妊娠36週目、痒みがあまりに辛かったので、通っている産婦人科の先生に相談して、塗り薬を処方してもらいました。かゆみを抑える飲み薬などもあるとのことだったのですが、妊娠中であることも鑑み、まずは弱めの塗り薬で様子を見るという事になりました。
ただ結果的に、その塗り薬では全く痒みは収まらず!!
痒みがぶり返す30分ごとに、体中に薬を塗りたくっていたのですが、かゆみが引くのは一瞬で、すぐに猛烈な痒みが襲ってくる始末…。辛い…!
前提として
・全身の保湿をしっかりする
・患部をタオルや保冷剤で冷やす
・化学繊維を含まない下着・服を着る
・お風呂の温度はぬるめにする
などは行っていたのですが、やっぱり痒みはすぐにぶり返す。
そこで同じように妊娠中の発疹・かゆみで悩んでいる方のブログなどを読んで、対処法を徹底的に調べました。もうとにかく痒みが治まるなら金に糸目をつけず、なんでもやってやろうという気持ちでいました。それくらい本当に辛くて、我慢するのが本当にストレスでした。
下記は私が痒みを抑えるために行った事いくつかと、それでもだめだったらやろうと思っていた事をまとめておきます。同じように妊娠中の痒みで悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
※あくまで個人的に行っていたことなので、実際行う場合は産婦人科・皮膚科の医師に一度確認してから試してみることをおすすめします!
①ムヒソフトGXを塗る
処方してもらった薬がほとんど効かなかったので、産婦人科の先生に「もう我慢出来ないので、ムヒソフト塗っていいですか!」と直談判。許可をもらい、その日から全身に塗りたくりました。塗ると30分〜1時間程度は痒みが治まりました。寝る前に塗ることで、なんとか眠りに着くことが可能に。ただ、全身に塗りたくっていたので、体中べたべたになるのがちょっと不快ではありました笑(´・ω・`)
②ハッカ油をスプレーする
ハッカ油を水に溶かして、小さなボトルに入れて、患部にスプレーしていました。スースーして一時的に痒みが和らぎます。持続的な効果はありませんが、持ち運びやすいので、出先でいつでもスプレーできて重宝しました。
③よもぎ茶を飲む
よもぎに痒みを抑える効果があると聞いて、よもぎ茶を試してみることにしました。味に癖があるのかなと思っていたのですが、よもぎの良い香りがして、意外と飲みやすかったです。ノンカフェインなので妊婦さんでも安心。飲み始めて1週間程度で痒みが徐々に減ってきたような気がしました。精神衛生的にも「よもぎ茶」を飲んでいるということが心の支えになったので、飲んで良かったと思っています。
④アルテニーニローションを使用する
天然よもぎの抽出液をベースとしたスキンケア化粧水「アルテニーニ ローション」。湿疹・あせも・肌荒れ等に効果が期待できるようで、Amazonの口コミも体の痒みで悩んでいる方からももので溢れています。植物由来で赤ちゃんからお年寄りまで使えるのが特徴で、特に妊娠性痒疹(PUPPP)で悩んでいる妊婦さんの間では高く評価されている商品のようです。
私は使用に至らなかったのですが、ムヒソフトやよもぎ茶でもどうしても我慢できなかった場合は絶対頼ろうと思っていた商品です!
上記のほか、皮膚科でステロイド入りの軟膏などを処方してもらって改善した、という口コミなどが見受けられました。
私の場合、発疹が出始めたのが妊娠36週で、あと数週我慢すればこのかゆみともお別れできる…!という希望があったので、なんとか市販の塗り薬やお茶などで凌ぐことができましたが、これが妊娠初期・中期から発生してたとしたら、もう手段を選ばず、あらゆる方法を試していたと思います。
出産後、発疹や痒みはどうなった?
出産後、1週間ほどかけて徐々に痒みが治まりました。
また、掻くのを我慢していたからか、発疹も跡にならず、きれいに治りました。
下記は出産1ヶ月後の写真です。
産後、発疹や痒みがなくなるかどうか不安だったのですが、結果的に症状は改善し、すごく安心しました。よかったー(´;ω;`)
※ひざの黒ずみは昔からある怪我の跡です…お恥ずかしい><
ただ、出産後は妊娠前に比べて、肌が敏感になった気がしています。以前は化学繊維の入った服やパンツのゴムなども気にならなかったのですが、出産後は肌が乾燥していると少し痒みが出るようになり、体質が変わったのかなと感じます。なので保湿を続けるようにしています。
現在まさに妊娠性痒疹(PUPPP)に悩まされている方は、とてつもないストレスを感じていることと思います。今回この記事で挙げた対処法が少しでも参考になれば嬉しいです。