私あんこパンは、2025年の春がやってきた頃に、第二子出産を終えました。
今回の出産では、妊娠高血圧腎症で緊急入院したり、腹部血腫ができたり・・・。第一子のときには体験しなかった、様々な苦痛を体験することになり、なかなかハードでした笑。いろいろ痛かったー!

さて今回は、第二子出産にあたり、NIPT(新型出生前診断)を受けたので、その感想を備忘録として残しておこうと思います!

NIPT(新型出生前診断)とは?

新型出生前診断(NIPT)とは、お母さまの血液から胎児のダウン症などの染色体異常を調べることができる検査です。
妊婦さんからのわずかな採血で検査ができるため、母体への負担が少なく、流産や感染症のリスクがないのが最大の特徴です。
その他にも「検査精度が高い」、「妊娠早期でも検査できる」といったメリットがあります。

引用元:平石クリニック

私がNIPT(新型出生前診断)を受けることにした理由

第一子妊娠時にもNIPT(新型出生前診断)を受けるかどうかは検討しました。ただ結論としてNIPTを行いませんでした。
当時はまだ「基本的には35歳以上」という年齢制限があって、自分が当てはまらなかったという状況と、実際子育てがどういうものか、どれほど大変なのか体験として掴めていなかったことが大きかったと思います。
※2022年に年齢制限は撤廃されました。

今回第二子を出産するにあたり、
・自分の年齢
・第一子の子育ての状況
・子育てにおける自分たちのキャパシティー
・胎児超音波検査などの結果(※産婦人科の先生から首の後ろの影が少しだけ厚めだと言われたこと)
など、色々考えた結果、

産む産まないではなく、いろいろな事前準備をするためにも、我が家は受けておこうという結論に至りました。

NIPTを受けるクリニックの選び方は?

クリニックには大きく2パターンあります。
日本医学連合会が認証した医療機関か、それ以外の医療機関かの2パターンです。

①日本医学連合会が認証した医療機関
日本医学会、出生前件週認証制度保等運営委員会の定める基準を満たしたクリニックです。日本赤十字社医療センター、東京都立墨東病院、東京慈恵会医科大学附属病院などの基幹施設と、総合母子保健センター愛育クリニック、社会福祉法人賛育会賛育会病院などの連携施設があります。
遺伝に詳しい専門医を有していること、NIPT(新型出生前診断)検査前後の遺伝カウンセリングの体制が整っていること、結果が出たあとのサポートについてきちんと用意がある事などが認可の条件になっているようです。なお、NIPTで検査できる項目が、ダウン症(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーの3項目のみに限定されています。また原則として、性別判定は行われません。

(認証医療機関の一覧はこちら

②それ以外の医療機関
上記の認証を受けていないクリニックではあるものの、豊富な検査実績をもつクリニックも多く、
・早めの週数から検査を受けることができる
・3つのトリソミー以外にも、性染色体異常や微小欠失症候群など、多くの疾患を検査対象にできる
・性別を判定できる
など、ニーズに合わせた幅広い検査を行うことができるのが特徴です。

私の場合は、
①クリニックへの行きやすさ
②検査の費用
③NIPTの検査実績が豊富かどうか
④NIPT検査が陽性だった場合に、無料かつスムーズに羊水検査ができる体制があるか
などを重視して、クリニックを選びました。

個人的には特に①と④を重視していたので、比較的アクセスがよかった墨田区の認証連携施設で、検査を受けました。

※実はもともとは認可外の医療機関で検査を受けるつもりでいました。というのも第1子の時、お腹の中の子の性別が後期まで分からなくてヤキモキした経験から、二人目に関してはできれば早いうちに性別が知りたいなという気持ちがあったのです。ただ、自分のスケジュールとクリニックの空きががどうしても合わず、諦めることにしました。

ちなみに「クリニックへの行きやすさ」は案外重要かなと思いました。NIPT自体は1回の採血で完了するので、少し遠めでも行ってやろう!と思う一方、検査のタイミングは妊娠初期のためつわりもあったりするし、想像以上に疲れやすかったりするので、近いに越したことはないと思います。

検査当日から結果がわかるまでの流れ

私の場合、検査自体はトータル45分程度で終わりました。

私が行ったクリニックでは、受付後に検査についての動画を10分くらい視聴しました。その後、診察室に入り、超音波で赤ちゃんの心拍を確認。夫とともに、検査の内容や結果をどう受け止めるかについて詳しく聞き、不明点・心配なことなどを相談する、遺伝カウンセリングの時間がとられました(勘違いしていたことや心配しすぎていたことなどもあったので、個人的にはカウンセリングが受けられてよかったです)。
その後、採血をして、検査は終了。びっくりするほどあっという間で、面食らいました。

結果は2〜5営業日で出るとのこと。
私の行ったクリニックは、もし「陽性」であれば電話で連絡があり、詳細は再度クリニックに出向いて聞くという事になっていました。逆に「陰性」であればその旨を記した結果の書面が送られてくるという形です。

正直、結果を待つまでの間は緊張しました…。

届いた結果は、A4用紙3枚の報告書。内容はとてもシンプルなもので、判定結果と胎児ゲノム率(=母親の血液に胎児由来のDNAが何%あったかを示す指数らしい…)が記載されている程度でした。

NIPT(新型出生前診断)個人的おすすめクリニック4選

日本医学連合会が認証した医療機関については、推奨される検査時期や検査項目に違いがなく、費用面においてもそこまで差がないので、通いやすさや混み合い具合などを比べて選ぶ人が多いかもしれません。

一方で認証外施設は、提供している検査内容やプラン、フォロー体制などが様々なので、どこが自分に合っているのかは比較検討する必要があります。そこでここでは、NIPT(新型出生前診断)を行っている認証外施設の中から、自分が行きたい!と思って実際に検討していたおすすめクリニックを4つ紹介させてください!

※ちなみに、ここで挙げているクリニックについては
・検査の陰性的中率はどのクリニックも99.99%
・「陽性」の場合の確定検査の費用は全額クリニック負担
という点には違いがないので、その他のサービス・内容で選ぶのが良いかなと思います!

1.平石クリニック

平石クリニック

検査可能時期 妊娠6週目から検査可能。しかも1回分の費用で妊娠6週からと9週からの2回の検査が可能。
結果が出るまでの日数 最短2日
「陽性」の場合の羊水検査の費用 クリニック側が全額負担
検査可能な提携クリニックの数 全国、約90医院
プラン・価格


◆A 基本検査 …198,000円(税込)
・13,18,21トリソミー検査
・性染色体検査
・性別判定 
◆B 全染色体検査 …231,000円(税込)
・1番~22番トリソミー検査
・性染色体検査
・性別判定
◆C 微小欠失検査 …253,000円(税込)
・1番~22番トリソミー検査
・性染色体検査
・微小欠失検査(1p36欠失症候群、4p欠失症候群、5p欠失症候群、プラダー・ウィリ症候群、アンジェルマン症候群、22q11.2欠失症候群)
・性別判定
特徴 ・認定遺伝カウンセラーが在籍。検査前後に何度も無料で電話相談できる。
・当日予約、当日検査が可能。土日祝でも検査可能。
・検査結果はメールにて送付。
公式サイト 平石クリニックの公式サイトはこちら

平石クリニックは、妊娠6週目からの早期NIPTを国内ではじめて導入するなど、NIPT検査をリードしてきたクリニックです。また、「NIPT2024」と呼ばれる、追加費用なく2回検査が行えるというメニューが用意されているのも特徴です。2回同じ結果が出れば、より信頼性の高い結果だということになります。

一番基本的なプランは「198,000円(税込)」で性別判定付き。もちろん高額ではありますが、他院のNIPT検査と比べて特別高額というわけではなく平均価格なので、そういった点でも検討しやすいクリニックかなと思います。

なお、検査可能な提携クリニックが全国90以上と非常に多いため、自身がアクセスしやすいクリニックを選択することができるのも重要ポイント。認定遺伝カウンセラーが在籍するなどサポート体制も整っており、ここに挙げさせていただいたクリニックの中では総合的に最もおすすめできるクリニックかなと思います!

ちなみに、私がもともと検査を受けようと思っていたのは、このクリニックでしたが、スケジュールが合わず断念となりました…。

2.DNA先端医療株式会社

DNA先端医療

検査可能時期 妊娠6週目から検査可能
結果が出るまでの日数 最短2日(※C検査のみ最短5日)
「陽性」の場合の確定検査の費用 クリニック側が全額負担
検査可能な提携クリニックの数 全国80医院以上
プラン・価格


◆(A) 基本検査 …198,000円(税込)
・13,18,21番検査
・性染色体検査
・性別判断 
◆(B) 全染色体検査 …231,000円(税込)
・1~22番トリソミー検査
・性染色体検査
・性別判断
◆(C) 全染色体+微小欠失検査 …253,000円(税込)
・1~22番トリソミー検査
・性染色体検査
・性別判断
・微小欠失検査(1p36欠失症候群、4p欠失症候群、5p欠失症候群、プラダー・ウィリ症候群、アンジェルマン症候群、22q11.2欠失症候群)
特徴 ・認定遺伝カウンセラーが在籍。検査前後に何度も無料で電話相談できる。
・当日予約、当日検査が可能。
・全国の採血医療機関のデータを一括管理しているため、9:00~22:00まで年中無休で検査状況を教えてもらえる。
公式サイト DNA先端医療株式会社の公式サイト

3.青山ラジュボークリニック

青山ラジュボークリニック

検査可能時期 妊娠6週目から検査可能。
結果が出るまでの日数 最短2日。平均5日程度。
「陽性」の場合の羊水検査の費用 クリニック側が全額負担
検査可能な提携クリニックの数 全国、約20医院
プラン・価格




◆21番染色体単体検査 …53,900円(税込)
※性別判定は含まれない
※羊水検査全額負担の対象外
◆ミニマムプラン …88,000円(税込)
・13,18,21トリソミー検査
※性別判定は含まれない
※羊水検査全額負担の対象外
◆Aプラン(ベーシックプラン)…132,000円(税込)
・13.18.21トリソミー検査
・性染色体検査
※ご希望の方には性別を判定
◆Bプラン(アドバンスプラン)…165,000円(税込)
・13.18.21トリソミー検査
・性染色体検査
・上記含む全染色体検査(1~22番トリソミー検査)
※ご希望の方には性別を判定
◆Cプラン(フルセットプラン)…187,000円(税込)
・13.18.21トリソミー検査
・性染色体検査
・上記含む全染色体検査(1~22番トリソミー検査)
・微小欠失検査
特徴 ・当日予約、当日検査が可能。土日祝も対応。相談は年中無休で9時~22時まで対応。
・検査結果はメールにて送付。
公式サイト 青山ラジュボークリニックの公式サイトはこちら

4.ミネルバクリニック

検査可能時期 妊娠6週目から検査可能。
結果が出るまでの日数 最短2日
「陽性」の場合の確定検査の費用 クリニック側が全額負担
検査可能な提携クリニックの数 全国90以上(※これはオンラインでのカウンセリングを受けた場合の提携クリニック数。対面でのカウンセリングを望む場合は、東京都港区の医院に行く必要あり。)
プラン・価格 ◆ライトNIPT …176,000円(税込)
・13,18,21染色体検査
・遺伝カウンセリング
・性染色体検査(性別判定含む
  ◆スタンダードNIPT …198,000円(税込)
・13,18,21染色体検査
・遺伝カウンセリング
・性染色体検査(性別判定含む)
・微小欠失4種類(1p36 欠失症候群/4p16.3欠失症候群/22q11.2欠失症候群/17p11.2欠失症候群)
  ◆プレミアムNIPT …275,000円(税込)
・13,18,21染色体検査
・遺伝カウンセリング・性染色体検査(性別判定含む)
・微小欠失8種類(1p36 欠失症候群/4p16.3欠失症候群/22q11.2欠失症候群/17p11.2欠失症候群、ほか)
・全染色体のトリソミー
・異数性
・部分欠失、部分重複(自閉症/染色体に異常がある重度の知的障害/染色体に異常がある重度の発達障害)
※オプション検査
◆デノボ【男性用検査】 …176,000円(税込)
精子の突然変異がもたらす44疾患のリスクを検査(ヌーナン症候群/アラジール症候群/チャージ症候群など)
  ◆追加で100種類の胎児劣性疾患を検査するオプション【100プラス】…121,000円(税込)
夫婦の遺伝子の組み合わせによって発生する重度疾患のリスクを検査(自閉症/身体障害/精神障害/発達障害など)
特徴 ・スーパーNIPT検査と呼ばれる「胎児と母体のDNAを区別して検査する世界特許の技術」が受けられる国内唯一のクリニック。
・認定臨床遺伝専門医が在籍。必ず遺伝カウンセリングを行ってくれる(本院に行くことが難しい場合はオンラインにて)。
・オプションにて「デノボと呼ばれる男性用検査」「胎児劣性疾患を検査する100プラス」という独自の検査をが可能(詳しくはサイトにて)。
公式サイト ミネルバクリニックの公式サイトはこちら

その他

八重洲セムクリニック

検査可能時期 妊娠10週目以降から検査可能。
結果が出るまでの日数 約10日~12日後
「陽性」の場合の確定検査の費用 クリニック側が全額負担。追加料金なく、施術も本院で対応が可能。
検査可能な提携クリニックの数 全国2院のみ
└東京院(JR東京駅八重洲中央口徒歩 8分)
└大阪院(JR寺田町駅徒歩 5分)
プラン・価格 ◆基本検査 …215,600円(税込)
◆全染色体検査 …242,000円(税込)
◆全染色体 + 微小欠失検査 …253,000円(税込)
特徴 ・診察は毎週日曜日のみ(完全予約制)なので注意
・検査前のカウンセリングあり
公式サイト 八重洲セムクリニックの公式サイトはこちら

MYメディカルクリニック

検査可能時期 妊娠9週以降から検査可能。
結果が出るまでの日数 2週間程度以内
「陽性」の場合の確定検査の費用 不明。陽性の場合は他の医療機関に連携されもよう。
検査可能な提携クリニックの数 全国3院のみ(渋谷院、大手町院、横浜みなとみらい院)
プラン・価格 ◆基本検査(Aプラン)…180,000円
◆基本検査+性染色体検査(Bプラン)…210,000円
◆全染色体検査(Cプラン)…240,000円
公式サイト MYメディカルクリニックの公式サイトはこちら

プレママクリニック

検査可能時期 妊娠10週⽬以降から検査可能。
結果が出るまでの日数 10日〜2週間前後
「陽性」の場合の確定検査の費用 基本的には自己負担。
ただしオプションの「プレママ共済(8,000円(税込)」をつけておくと、羊水検査に掛かる費用を最大で20万円(税込)まで補助してもらえる。
検査可能な提携クリニックの数 全国5院のみ
└銀座院
└表参道院
└梅田院
└福岡院
└横浜院
プラン・価格 ◆ライト検査 …55,000円(税込)
◆フルセット検査 …138,000円(税込)
公式サイト プレママクリニックの公式サイトはこちら

銀座三越前クリニック

検査可能時期 妊娠10週目以降から検査可能。
結果が出るまでの日数 1〜2週間(検査場が混雑していなければ最短3〜5日後)
「陽性」の場合の確定検査の費用 自己負担。他病院への紹介などもなし。
検査可能な提携クリニックの数 全国1院のみ(東京都中央区銀座5丁目8-3 四谷学院ビル6階)
プラン・価格 ◆セレクトプラン…54,000円(税込)
◆スタンダードプラン…120,000円(税込)
◆フルプラン…145,000円(税込)
特徴 ・カウンセリングはオンラインにて
公式サイト 銀座三越前クリニックの公式サイトはこちら

ヒロクリニック

検査可能時期 妊娠6週目以降から検査可能(ただし10週以降を推奨)。
結果が出るまでの日数 最短2日。なお95%の方が8日以内に結果が出ている。
「陽性」の場合の確定検査の費用 自己負担。
ただし「羊水検査サポート(税込3,300円)」と呼ばれる保険のような制度を利用することで、羊水検査の検査費用を最大20万円(税込)補助してもらえる。など、施術する他病院は紹介してもらえる。
検査可能な提携クリニックの数 全国10ヶ所のヒロクリニック直営院に加え、全国125箇所の連携クリニックでも検査可能。
プラン・価格 プランが多いため、プラン一覧のPDFを貼ります!
https://www.hiro-clinic.or.jp/nipt/wp-content/uploads/2025/07/hiro-plan-.pdf
特徴 ・医師がカウンセリングを担当。経験豊富な日本産婦人科認定の産婦人科専門医が在籍。
公式サイト ヒロクリニックの公式サイトはこちら

まとめ

※記載中